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ME部の紹介

はじめに

みはま病院の前身である京葉泌尿器クリニックは1975年10月に泌尿器と人工透析の専門医療機関として千葉市に開設されました。その後、佐倉市、成田市、香取市へ分院を開設し医療法人社団誠仁会グループとして、みはま病院、みはま佐倉クリニック、みはま成田クリニック、みはま香取クリニック4施設で地域医療に貢献を続けています。透析患者数は2012年8月現在、930名を超え千葉県でも有数の透析施設となっています。ME部は、臨床工学技士免許が生まれた年に発足し、現在まで院内で独立した部門として業務を行っています。臨床工学技士は、みはま病院(本院)18名、みはま成田クリニック13名、みはま佐倉クリニック10名、みはま香取クリニック5名が配属されています。


ME部の基本理念

“自分達でできる最良の医療を提供する”ことが、当施設の考え方の柱です。臨床工学技士は、生命維持管理装置のなかでも特に血液浄化のスペシャリストとして効率よく知識と技術の研鑽を図り、医療に還元することを目標としています。

ME部の守備範囲

【院内全ての医療機器の保守・管理業務】
特に透析関連機器全般(水処理装置、透析液供給装置、患者監視装置、等)の操作、保守・管理、病棟と手術室を含めた輸液、シリンジポンプの保守・管理業務を担当しています。定期点検での修理は、原則として臨床工学技士が施設内で行う体制を取っています。1)
保守管理業務以外では、患者情報(血液検査、胸部レントゲン所見、心電図所見、薬剤処方data、等)の電子化を行った上での管理と血液浄化療法(LDL吸着療法、潰瘍性大腸炎等の各種直接吸着療法、等)の運用です。新しい試みとして、医師や他のスタッフと連携し超音波ドプラー装置を用いた維持透析患者のアクセス管理2)3)も重要な担当業務です。実務では、各技士の経験、能力に見合った業務、機器別の担当制度を取り入れ、より専門性を追求することが可能な業務体制を採用しています。

当施設のMEの特長

当院の技士の特徴は研究・開発業務にあります。本業務については、施設も十分に理解し恵まれた環境を提供して戴いています。具体的には、維持透析患者の動脈硬化4)5)6)7)Ca、Pi代謝4)血管石灰化8)骨代謝、透析液清浄化9)生体情報モニタリング等の臨床研究を大学病院の研究者(医師)や企業等と共同で行うチームに参画し、dataの採取、保存、加工、解析及び報告を開院時より行っていることです。また、全自動透析装置の開発や、第3世代透析液の研究も追討中です。
主な学会・研究会などの活動の詳細はHPの学会活動のページをごらん下さい。

保守管理・修理研修について

当院のME部は、担当の医療機器の修理は自ら実施することを原則として業務を行ってきました。よって技士会やメーカの行う機器研修やセミナーには計画的に積極的に参加し知識と技術の研鑽を行っています。実績はME部員上位資格・講習会受講の項を参照して下さい。

特に研究・開発業務について

一般に臨床工学技士が研究・開発に関わることについては、従来からあまり重要視されていないような風潮があります。しかし、技士は現場のニーズを直接感じることができるポジションに勤務しており、企業との共同研究を通じ、具体的製品を開発する能力が十分にあります。今後、より一層有用な人材を育成する計画を進めています。

ME部勉強会について

部内で主にルーチン業務の改善、臨床研究、新機器の検討、学会・研究会・セミナー等の参加報告を1回/月行い知識・情報の共有化を行っています。2012年8月現在で134回実施しています。最近のプログラムを示します。

ME部内業務評価法について

部内では、point制による評価を行っており、
  1. ME勉強会
  2. ME部資料
  3. セミナー・フェア・資格
  4. 学会・研究会
  5. 論文
上記の5項目の合計点で1年間の評価を行っています。

ME部新人研修について

過去において、みはま病院ME部の新人研修は1年先輩が殆ど全てを教え込む方式を取っていました。当時はマニュアルと呼べるものはなく、先輩のやり方を見て聞いて覚えていました。しかし、現代はマニュアル時代であり、これが無いと何事も始まらない人も多いようです。
そこで、1994年より当院の先輩ME達が数々の試行錯誤を繰り返し作り上げた事柄をまとめ、オリジナルの研修マニュアルを作成し、研修はこれに沿って行っています。なお、研修の期間は約3ヶ月間を基本とし、研修の担当者を決めて行っています。

以上がみはま病院ME部の特長です。他にも透析だけではなく血液浄化法全般においても業務を行っています。また、研究テーマをご覧になればわかると思いますが、全て患者さんへフィードバックできるものを題材に選んでいます。研究の最終目的は、患者さんのためになる仕事であると考えています。 

参考文献

1)内野順司:臨床工学技士と機器の管理 (3)保守管理と経済性.臨牀透析vol.13 No.4.37-42.1997
2)猪又扶美、武田稔男、内野順司、他:維持透析患者アクセス管理における臨床工学技士の取り組み.日本臨床工学技士会会誌No19.26-27.2003
3)猪又扶美、武田稔男、内野順司、他:維持透析患者アクセス管理における臨床工学技士の取り組み(第2報).日本臨床工学技士会会誌No22.70-71.2005
4)白井厚治、斉藤康、吉田尚:透析と血管の老化.第36回日本透析療法学会抄録集.144.1991
5)内野順司、河野孝史、吉田豊彦、他:透析患者の動脈硬化評価におけるオシロメトリック法脈波速度測定の問題点-長谷川法との比較-.第2回臨床動脈波研究会 抄録集.39,2002
6)内野順司、白井厚治、吉田豊彦、他:大動脈脈波速度(長谷川法PWV)は維持透析患者の生命予後因子になりえるか.日本臨床工学技士会会誌 No19:32-34.2003
7)内野順司、白井厚治、吉田豊彦、他:透析患者の動脈硬化評価にオシロメトリック法脈波速度は有用か?-動脈硬化因子及び長谷川法との比較-.日本臨床工学技士会会誌 No19:35-37.2003
8)Shigematsu T, Kono T, Toyhiko Yoshida, et al. : Phosphate overload accelerates vascular calcium deposition in end-stage renal disease patients. Nephrol. Dial. Transplant. in press, 2003
9)内野順司、河野孝史、吉田豊彦ら:透析液清浄化とその効果-EPO使用量の比較-.日本臨床工学技士会会誌 No17:110-112,2002