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検査部


所属長ごあいさつ

近年の医療技術の進歩は目覚ましいものがあります。それは臨床検査の分野に於いても例外ではありません。
検査機器の進歩により「診察前検査」が可能となり、診断治療が素早く行えるようになりました。それに応えるには臨床検査技師の質の向上も不可欠です。
当院検査部は、9名の臨床検査技師が日常の業務と研修を行い、検査のスペシャリストとして、患者様目線に立った安心安全な対応と、正確・迅速な検査を目指し日々取り組んでいます。
所属長 岩井 典子

業務紹介

生理機能検査

エコー検査

心電図検査

1. 心電図検査

心臓の動きを波形にしてとらえます。基本的な心臓の検査です。検査時間は5分程度です。
維持透析治療患者さんへの月1回の定期検査に加えて、胸痛時等には随時緊急対応しています。
外来患者さん、入院に備えての手術前検査にも対応しています。

2. ホルター心電図検査

日常生活中の心電図を24時間連続記録します。装着所要時間は5分程度です。
安静時心電図ではとらえにくい持続の短い発作や潜在的な変化を記録します。

3. 心臓超音波検査(心エコー)

心臓の動きや血流、大きさ等をリアルタイムで画像としてとらえます。心電図ではとらえきれない多くの情報を得ることができます。検査時間は20分~30分程度です。
維持透析治療患者さんの状態に応じて年1回の検査を施行しています。
透析治療導入時に必須の検査となっています。

4. 腹部超音波検査(腹部エコー)

肝臓を中心に腎臓、胆のう、胆管、すい臓、脾臓を画像としてとらえます。
検査時間は20分~30分程度です。

必要時に応じて医師または臨床検査技師が行います。

5. 頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)

頸動脈の狭窄やプラークを計測します。動脈硬化、脳梗塞の初期診断として有用な検査です。
検査時間は15分程度です。
肥満性糖尿病外来(火曜日・金曜日)の検査に組み込まれています。
維持透析治療患者さんの動脈硬化度の定期検査としても年1回施行しています。

6. バスキュラーアクセス超音波検査(VAエコー)

VA血管評価のための検査です。シャントの詰まり、流速の計測をします。検査時間は5分~10分程度です。
維持透析治療患者さんのシャントの状態を年1回定期検査します。

7. 眼底写真撮影

網膜の血管や視神経乳頭部を無散瞳型眼底カメラで撮影します。検査時間は両眼で10分程度です。
糖尿病性腎症等で維持透析治療となる患者さんの導入時に検査します。

8. 呼吸機能検査(スパイロメトリ測定)

SVC(肺気量分量)とFVC(努力性肺活量)を測定します。検査時間は10分程度です。
入院前の外来時に手術前検査として施行します。

9. CAVI検査(Cardio Ankle Vascular Index)

動脈の硬さを表す動脈硬化指標の検査です。血圧に依存せず、動脈を反映する血管年齢がわかります。
肥満性糖尿病外来(火曜日・金曜日)の検査に組み込まれています。検査時間は15分程度です。
維持透析治療患者さんは透析室にて定期検査対応しています。

一般検査

尿検査

1日、50~80件の尿検査は定性検査、尿沈渣検査を中心に即日報告を基本として診察前に届くよう検査しています。
また必要に応じて蛋白定量検査、細胞診検査、細菌培養検査を施行します。特殊検査所要日数は4日~1週間です。次回診察時にはお渡しできるようにしています。

血液検査

1. 院内至急対応生化学的検査

院内にて31項目の生化学的検査が可能です。30分~1時間程で結果が出ます。

2. 検査センター委託による血液検査

外来・入院時に採血された検体は依頼項目に適応した保存管理のもと提出し、データ処理後報告します。
維持透析治療中の定期検査として月2回(前期検査/後期検査)の採血を施行し、透析の効率管理の指標、通常検査項目に加え治療に応じた各種検査に反映するよう、準備段階からデータ打出しカルテ貼付まで正確、迅速な報告を心がけています。

臨床検査室

輸血関連検査

1. 自己血輸血

手術前に採血、貯血した血液を管理、検査します。

2. 血液製剤輸血

貧血、出血時の輸血における血液製剤の発注、管理、検査します。

POCT検査

インフルエンザテスト、H-FABP(心筋障害)、プロカルシトニン検査(細菌性敗血症)、便潜血検査
以上4項目迅速検査対応しています。