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CE部


所属長ごあいさつ

スペシャリストとして透析液の質を守る
わたしたちCE(Clinical Engineer:臨床工学技士)部は、院内のすべての医療機器の保守・管理を担当しています。そのなかでも特に「透析用水作製装置」「透析液供給装置」「透析用監視装置」など、透析治療の心臓部ともいえる部分の管理を行っています。基本理念として心がけているのは血液浄化のスペシャリストとして、知識と技術の研鑽を図り、患者さまに還元するということ。つまり、より質の高い透析治療のあり方をめざすということです。そのため、国内だけではなく、海外も含めて最先端の現場を見て、「もっといい治療ができないか」「より質の高い透析液をつくる方法がないか」と常に模索しています。2011年に新築移転した際にも、処方透析や電動車イスのまま乗れる体重計など、国内外で見聞きし、「良い」と思ったものを取り入れました。こうした姿勢と改善の積み重ねが評価されてか、当法人で使っているマニュアルは学会などで発行されているマニュアルの参考にも用いられています。
所属長 内野 順司

明日の治療のための研究・開発

現在、当法人のCE部には50人もの臨床工学技士が活躍しています。これだけの大所帯となっている理由のひとつは、日々の管理業務だけではなく、研究や開発にも力を入れているからです。たとえば、当院の透析室にも導入されている透析用監視装置は、メーカーと共同研究を続けてきた結果、開発されたものです。これは透析が安全に行われているかを監視するための装置で、もし、ミスがあればアラームが鳴り、次のステップには進めないようになっています。このほか、動脈硬化や骨代謝、透析液の清浄化など、大学病院の研究者や企業などとの共同研究も、当院の開設当初から続けています。医療に100%はあり得ないかもしれません。しかし、より安全性を高めるために、CE部として、「誰が行っても失敗しない、重篤なミスにつながらないシステムをつくる」ことをめざしています。

CE部のめざすもの

誠仁会の理念は「現時点で、自分たちができる最良の医療を患者さんに提供し続けてゆく」ことです。よって次のことをめざします。

1. 自分たちができる最良の医療を患者さんに提供

国内外の最新の情報を収集・解析し、それを臨床に還元できる力を身につける

2. 最良の医療を患者さんに提供し続けてゆく

最良の医療を還元するためには、高い技術力が必要です。また継続するには心身ともにタフな人材を育成する必要があります。

3. そのため常日頃から切磋琢磨し、研究・開発を続ける。

当会は血液浄化療法の専門医療機関です。よって臨床工学技士もこの分野に特化したスペシャリストをめざす集団です。実現のためには、常に優秀な人材を集め、優秀なスタッフを育て、最新の医療技能を磨き、それをささえる最新の機器、また独創的に自ら開発した医療機器を現場に導入することを目指しています。